玉川徹氏、ダイハツの不正問題で見解…「ダイハツだけじゃない…この30年間、大手メーカーの経営の失敗」

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は21日、ダイハツ工業が車両の安全性を確認する試験で不正をしていた問題を報じた。
調査した第三者委員会は20日に報告書を公表した。不正があった車両はトヨタ自動車など他社ブランドを含め64車種に拡大し、30年以上前から不正をしていたことが明らかになった。記者会見したダイハツの奥平総一郎社長は、国内外で販売する全車種の出荷停止を発表し、親会社のトヨタも一部車種を停止した。国土交通省は21日、ダイハツに立ち入り検査を実施する。
コメンテーターで元テレビ朝日社員の玉川徹氏は今回の不正問題に「今回、ダイハツですけども、大手メーカーで自動車メーカーとか電機メーカーで近年、不正が相次いでいる状況があると、何か共通の部分があるんじゃないかと思わざるを得ない」とし、その問題の共通点を人件費の削減と指摘した。
その上で「これは日本のメーカーがこの30年、いい意味でいうと、より良い物をより安くっていう形で作ってきたんだけど、海外は、とっくの昔により良い物をより高くという方向に変えている」などとし「日本の経営者は、そこにずっと行ってないんです。だから、なるべく人件費を削って、コストを下げて安く作ろう、ということをしていた、と。そのツケが今、こんな形で出ているんじゃないかという気がします」と指摘した。
さらに「今回の不正でダイハツが、経営者の責任です、と言っているんだけど、ダイハツだけじゃない。この30年間、大手メーカーの経営の失敗。まさに経営者の責任だと僕は思います、この30年の」と解説していた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする