フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜・午前8時)は21日、ダイハツ工業が車両の安全性を確認する試験で不正をしていた問題を報じた。
調査した第三者委員会は20日に報告書を公表した。不正があった車両はトヨタ自動車など他社ブランドを含め64車種に拡大し、30年以上前から不正をしていたことが明らかになった。記者会見したダイハツの奥平総一郎社長は、国内外で販売する全車種の出荷停止を発表し、親会社のトヨタも一部車種を停止した。国土交通省は21日、ダイハツに立ち入り検査を実施する。
会見で奥平社長は現在、ダイハツ車を乗っている利用者の不安に対し「今、市場でですね、そのことによる事故があったとかですね、問題が発生したというような情報はまったくございませんので、自分としては今まで通り安心して乗っていただければというふうに強く思っております」と述べた。
コメンテーターで同局解説委員の風間晋氏はこの発言に「利用者の気持ちを逆なでする発言じゃないかと思うんです」と断じた。その上で「好意的に解釈すれば、利用者の方々の動揺をなんとか抑えたいっていう気持ちがあったのかなと思いますけど、でも一方でインチキはやったけど安心してくださいって言っているようなもんじゃないですか。それは利用者の気持ち、当局の気持ちも逆なでするような発言。ちょっと不用意だったんじゃないか」と指摘していた。