ことし2つの虐待事案が認定された三重県津市の障害者施設で、虐待の原因などを調査するための県による立入検査が始まりました。立入検査が始まったのは津市稲葉町(いなばちょう)の障害者施設、三重県いなば園です。三重県いなば園では11月、30代の男性職員が重度の知的障害のある男子中学生を自室へ移動させる際、男子中学生の手首を掴んで引っ張ったり首に手をかけて押さえつけたりするなどの対応をとったということです。県は11月30日付でこれらの行為を身体的虐待と認定しました。
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CBC
また、この施設ではことし8月に別の男性職員が成人の入所者に対し暴行を加え、一部の行為が虐待と認定されていました。
立入検査はおよそ2か月にわたって行われる予定で、11月の虐待事案の原因や他の不適切対応の有無を調べる方針です。