81歳の婆さんが愛する夫をナイフで刺した理由…「あんた、浮気したやろ」と言いがかり

旦那もまさか長年、連れ添った女房に、いきなり刺されるとは思いもしなかっただろう。
三重県津市に住む81歳のバアさんが同い年のジイさんの浮気を疑い、愛する夫の左ヒジと肩を折りたたみナイフでブスリと刺した。
夫に対する傷害の疑いで16日、県警津署に現行犯逮捕されたのは、無職の小西スミ子容疑者。スミ子容疑者は同日午後9時ごろ、「あんた、浮気したやろ」と言いがかりをつけ、夫を追及。まったく身に覚えのない旦那は真っ向から否定したが、それでもスミ子容疑者はしつこく夫の浮気を疑い、口論になった。
すると、スミ子容疑者は刃渡り6センチの折りたたみナイフを持ち出し、いきなり旦那に襲い掛かった。「やめろ」「危ない」と家の中を逃げ惑う旦那の左ヒジと肩を刺し、出血させた。旦那はスマホだけを持って家から飛び出し、その場で市内にいる息子に電話をかけて、「女房に刺された。警察を呼んでくれ」と必死で伝えた。
通報で現場に駆け付けた捜査員が自宅前の駐車場にいた夫を見つけ、家の中に踏み込んだところ、スミ子容疑者は何事もなかったように室内にいた。
通報内容と現場の被害状況が一致したため、その場で身柄を確保。調べに対し、「夫の浮気を疑って口論となり、刺した」と、容疑を認めている。夫は軽傷だった。
「スマホに他の女性との通話履歴が残っていたとか、ツーショット写真が保存されていたとか、浮気を疑われるような物証は何ひとつなかった。思い込みというか、いわゆる邪推です。ご主人も突然、そんなことを言われて困ったようですが、あまりにも相手が言い張るものだから口論になった。凶器を使用していて危険を及ぼすことから、逮捕に至りました」(捜査事情通)
現場は閑静な住宅街で時間も遅く、凶器が刃物ということで、警察がそれなりの態勢を組んで現場に向かったため、辺りは一時騒然となったという。
「おばあちゃんは年齢も年齢なので物忘れが多くなったようですし、ボケの兆候みたいなものもあったみたいです」(近隣住民)
自宅は1987年に新築、延べ床面積129平方メートルの木造2階建て。92年に夫からスミ子容疑者に名義人が移されている。
女房に家の所有権まで渡しながら、何の根拠もないのに浮気を疑われ、刃物で切り付けられたらたまらない。

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