【速報】木更津の住宅から白骨遺体 38歳被告に懲役13年

木更津市の住宅敷地内で白骨化した須藤秀平さん=当時(22)=の遺体が見つかった事件で、15年前に須藤さんを殺害したとして、殺人などの罪に問われた無職、小川順也被告(38)=同市=の裁判員裁判の判決公判が18日、千葉地裁であり、上岡哲生裁判長は「殺すことで解決しようとした意思決定は短絡的で、強く非難されるべき」として懲役13年(求刑懲役14年)の判決を言い渡した。
上岡裁判長は判決で「背後から鈍器で後頭部を殴るなど、強い殺意に基づいた悪質な行為」と指摘。被告が被害者の金銭の要求に繰り返し応じ、断ると暴力を受けるようになったことは認めつつ「殺すしかないという気持ちになるほど切迫した状況ではなかったのに、他の解決策を考えたり周囲に相談せず、殺すことで解決しようしたことは強く非難される」と述べた。
判決によると、2008年8月15日ごろ、被告方の玄関で電話中だった須藤さんの頭などを後ろからバールで複数回殴り殺害した。さらに会計を担当していた自治会の会費から計約45万円を着服し横領した。

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