トランスジェンダー女性を殺害した20代男が逮捕 「殺すしかな…の画像はこちら >>
身柄を確保されたあと両親に電話をかけ、「ぶっ殺すしかなかった」などと語った男。逮捕されるまでの経緯について、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
11月29日、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで暮らすダマリアン・ケイロン・バイブルという男(25)が、バスの停留所でサヴァンナ・ライアン・ウィリアムズさん(38)に声をかけられた。
「セックスしたい?」と聞かれたバイブルはその気になり、サヴァンナさんと少し離れた場所に移動。そこで性的行為を受けながら「これは怪しい」と感じたが、最後まで行為を止めようとしなかった。
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口淫が終わった直後も不信感を拭えなかったため、バイブルは所持していた銃をサヴァンナさんに向けいきなり発砲。至近距離から頭を撃って殺害し、自宅アパートに逃げ帰った。
その数時間後にサヴァンナさんの遺体が発見されたことから、現地警察が捜査を開始。現場から回収した監視カメラの映像を確認後、サヴァンナさんと一緒にいたバイブルが暮らすアパートに向かった。
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事情を聞かれたバイブルは関与を否定したが、サヴァンナさんと一緒にいる姿をとらえた監視カメラ映像を見せられるなり「俺が撃ちました」と認め、そのまま身柄を確保された。
逮捕後、バイブルは両親に電話をかけ「俺、人を殺しちまったんだ」と告白。バイブル(聖書)という名字にかけてか「俺は神じゃねえ、そんなことは分かってる」「でも殺すしかなかったんだ」などと語った。
なおサヴァンナさんは男性として生まれたが、トランスジェンダーの女性として生活していた。バイブルがそれに気づいていたかどうかなど、詳しいことは分かっていない。
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一部メディアの報道によると、サヴァンナさんはトランスジェンダーの女性を支援する団体「アライブネス・プロジェクト」で活動していたのだという。
同団体の関係者らは今回の事件を「ヘイトクライムに他ならない」と痛烈に批判し、「生きる権利がサヴァンナにはあったはず」「今も生きているべき人なのに…」と述べ、悲しみをにじませた。