覚醒剤24キロを密輸疑い 約15億円相当 米国籍の男2人を摘発 成田空港

計約24キロ(末端価格約15億1360万円)の覚醒剤を密輸しようとしたとして、東京税関成田支署と成田空港署は16日までに、関税法違反(禁止貨物輸入未遂)と覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いでいずれも米国籍の男で自称会社員、アイザック・ウィズ・クインタナ(26)とルイス・エンジェル・ガルシア(21)の両容疑者を逮捕、送検した。
同支署と同署によると、2人は11月25日午後、米国ロサンゼルス空港から成田空港に到着し、それぞれが2個ずつ預けたスーツケースに覚醒剤約12キロずつを隠し入れて、密輸しようとしたとされる。計24キロの覚醒剤は通常使用量で80万回分に当たる。
不正薬物密輸の要注意国である米国から2人がそれぞれ単独で訪れたため、税関職員が厳重検査を実施。スーツケースの内張の布と側面の間に袋に入った覚醒剤が隠してあった。2人は観光目的で訪日したと説明しており、密輸の報酬の有無について黙秘しているという。

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