沖縄県の梅毒患者、過去最多の137人 20代女性の報告増え

沖縄県は15日、県内で今年1月~12月10日に確認された梅毒の患者数が137人となり、3年連続で過去最多を更新したと発表した。内訳は男性98人、女性39人だった。 県ワクチン・検査推進課によると、2021年は94人、22年は134人。23年は年末を待たずに前年を上回った。特に20代女性の報告例が増えているという。 性的接触が主な原因となる。患者数は全国的にも増加傾向で、交流サイト(SNS)やマッチングアプリによる出会いの増加が影響しているとの見方もある。 早期に抗菌薬で治療すれば完治するが、放置すると細菌が全身に回り、血管系の症状や認知症などを引き起こす場合がある。同課は「早期発見・治療が重要だ。エイズウイルス(HIV)感染症との重複感染も17例確認されており、パートナーと一緒に検査を受けてほしい」と呼びかけた。(社会部・下里潤)沖縄県の梅毒患者、過去最多の137人 20代女性の報告増えの画像はこちら >>

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