千葉県内は16日、南西からの暖かい風により気温が上昇し、横芝光町で県内における12月の観測史上最高となる26・2度を観測したほか、3観測地点で25度以上の夏日になった。冬至間近の季節外れの暑さに、街中を半袖姿で歩く人や、公園で水遊びする子どもの姿も見られた。
銚子地方気象台によると夏日となったのは横芝光町のほか、市原市(25・5度)と茂原市(25・2度)。成田市(24・9度)、鴨川市(24・7度)、香取市(24・4度)、佐倉市(23・9度)、君津市(23・7度)、木更津市(23・5度)、我孫子市(23・2度)を含め、15観測地点のうち10地点で12月の観測史上最高気温を記録。平年より9・6~13・5度高く、9月下旬~10月中旬並みの陽気だった。
船橋市では最高気温22・4度を観測。同市のふなばし三番瀬海浜公園にある水場では、下着姿になって水遊びを楽しむ子どもたちの姿があった。日差しを手で遮りながら2人の子どもを見守っていた母親(33)=千葉市緑区=は、「12月半ばに水遊びなんてびっくり」と話した。
同気象台によると、17日は一転して最高気温が13~14度と平年並みに急降下する予想となっており、体調管理に注意が必要だ。