次の週末にかけて猛烈寒気のピークは2回 大雪と猛吹雪に厳重警…の画像はこちら >>
今夜から日本付近には強い寒気が流れこみ、日本海側を中心に大雪や猛吹雪になる所もあるでしょう。この強い寒気は18日(月)ごろには一旦抜ける見込みですが、油断は禁物です。20日(水)からは再び強い寒気に日本付近は覆われるでしょう。落雪やなだれなどの危険も高くなりますので、ご注意ください。
北海道、東北、北陸は18日にかけて大雪・猛吹雪に警戒
今夜から日本付近には強い寒気が流れこみ、日本海側を中心に大雪や猛吹雪になる所もあるでしょう。この強い寒気は18日(月)ごろには一旦抜ける見込みですが、20日(水)からは再び強い寒気が日本付近を覆う見込みです。明日17日(日)は、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になるでしょう。予想図を見ると縦じまの線が日本付近を何本も横切っているため、強い冬型となることがわかります。上空には真冬並みの強い寒気が流れ込み、北海道や東北の日本海側、北陸を中心に大雪となるでしょう。日本海の海水面の温度が平年より高いため、上空と海面付近の気温差が大きく、雪雲が発達しやすい状態です。日本海から北陸付近にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が発生して、次々と発達した雪雲が流れ込む所もありそうです。短い時間で一気に積雪が増える恐れもあり、車が立ち往生してしまうこともあるでしょう。不要不急の外出は控えた方がよいでしょう。どうしても車を運転しないといけない状況でも、万が一のために、スコップや防寒着、非常食など用意するようにしてください。近畿北部から九州北部でも雪が降り、平地でも積もる所もありそうです。太平洋側は晴れる所が多くなりますが、東北太平洋側など一部では雪が降るでしょう。これらの地域でも車の運転する場合は、冬用のタイヤは絶対に装備して、いつも以上に慎重な運転を心がけてください。また、風も非常に強く吹く所があり、北海道から東北の日本海側では、見通しが全く効かなくなるくらいの猛吹雪や吹きだまりとなる所もあるでしょう。風が強いため、波も高くなりそうです。沿岸に近い地域にお住いの方や、海で作業をされる方は高波にも警戒してください。
予想される雪・風・波は?
<暴風雪・高波>急速に発達する低気圧や冬型の気圧配置の影響で、北日本や東日本の日本海側を中心に18日にかけて、雪を伴った非常に強い風が吹き、海上では大しけとなるでしょう。16日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、東北地方、北陸地方 23メートル(35メートル)17日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、北海道地方 25メートル(35メートル)東北地方、北陸地方 23メートル(35メートル)18日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、北海道地方 20から24メートル(30から40メートル)16日に予想される波の高さは、東北地方、北陸地方 6メートル17日に予想される波の高さは、東北地方、北陸地方 6メートル北海道地方 5メートル18日に予想される波の高さは、北陸地方 6メートル北海道地方、東北地方 5メートル猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風や高波に警戒してください。<大雪>特に北陸地方では、日本海から活発な雪雲が断続的に流れ込み、局地的に降雪量が多くなるおそれがあります。17日18時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、北海道地方 60センチ北陸地方 50センチ東北地方 40センチ18日18時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、北陸地方 60から80センチ北海道地方、東北地方 30から50センチ19日18時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、北海道地方 20から40センチ積雪や路面凍結による交通障害に注意・警戒し、着雪やなだれに注意してください。
20日から再び強い寒気 九州も平地で雪か
一旦寒気が抜けても油断は禁物です。20日(水)から再び強い寒気が流れ込むでしょう。次の寒気は、九州までスッポリ覆うため、西日本への影響も大きくなる見込みです。西日本は太平洋側でも雪の降る所があるでしょう。雪に慣れていない地域でも雪の降る可能性があり、少しの雪でも交通機関の乱れや、転倒の恐れもあります。東日本から北日本の日本海側は、21日(木)や22日(金)に雪や風が強まり、大雪や猛吹雪になる恐れがあります。新たに雪が多く積もることにより、落雪やなだれの危険性も高くなります。普段以上に注意が必要でしょう。太平洋側にも一部雪雲が流れ込んで、積もる所もありそうです。また、全国的に真冬のような寒さが続くでしょう。今年もあと2週間余りとなっています。体調を崩さないように暖かくしてお過ごしください。
雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。