ミニストップのソフトクリーム”より濃厚な味わい”に! 狙うは若者需要 – シソンヌも絶賛

ミニストップは、代表商品の一つ「ミニストップのソフトクリーム」を刷新。2日に開催された「新ソフトクリーム戦略」発表会には、お笑いコンビ・シソンヌが招かれ、その味わいや魅力を伝えた。

幼い頃、親にねだりにねだって買ってもらったミニストップのソフトクリーム。個人的にミニストップといえばソフトクリームだが、そのイメージが近年若年層を中心に弱まりつつあるという。そこで、同社は若年層需要を狙ってソフトクリームを大改革。一体、何が変化したのだろう?
■「北海道ミルクソフト」で若年層需要を狙う

1980年にCVS業界に後発参入した同社は、コンビニとファストフードを組み合わせた「コンボストア」という独自の店づくりで、「おいしさ」と「便利さ」で差別化を図ってきた。

ミニストップ 代表取締役社長の藤本明裕氏は、「創業当時からソフトクリームを販売しておりましたが、残念なことに当時ソフトクリームはあまり売れず、やめようかという状況――。一般的なソフトクリームは粉乳を原料に作ってるんですが、それを生乳に変えて品質を良くしました。それから売れるようになって、今(今回の新ソフトクリームで)7代目です」と、意外なエピソードを紹介。

そんな「ソフトクリームバニラ」はミニストップの代表商品の1つとして幅広い年齢層の顧客にこれまで支持されてきたという。だが、24年6月に同社が実施した調査によると、30代以下の若年層においては「ミニストップのソフトクリーム」のイメージ想起が弱まってきている。

そこで、「ソフトクリームの認知度向上も含め、(ミニストップの)原点であるソフトクリームバニラを見直して、原点に立ち返り再生長を目指す」とした。7代目となるソフトクリームの名前は、「北海道ミルクソフト」。

藤本氏は、「ミルク感と濃厚さを意識して開発を進めました。今までのバニラとの違いを食べる前から想像してもらうために、今回はあえて『北海道ミルクソフト』という名前にしました」と説明。また、「さまざまなシーンでソフトクリームを食べてソフトになってほしい」との願いも込めていると話した。
■より濃厚なソフトクリームを目指して

続いてミニストップ 取締役の商品・デジタル担当である仲澤光晴氏が登壇。

調査でソフトクリームバニラが好きな理由として、「牛乳感」「濃厚な味わい」が上位にあがったことから、「今までの現行商品よりもさらに魅力が高く、かつ濃厚でしっかりした味の商品を作らなくてはならないという使命にかられてこの商品を作りました」と、こだわりのポイントについて語った。

また、北海道十勝産生乳を限定使用した本商品について「クリームの配合量をアップし、よりコクが出るように生乳自体は、過去最高値の乳脂肪5.5%まで引き上げています」と、その特徴を説明。

その後、スペシャルゲストとして、ふだんからミニストップのソフトクリームを食べているというお笑いコンビ・シソンヌ(じろうさん・長谷川忍さん)が登場。

長谷川さんは、「リッチでソフト。甘いんですけども、スッキリとして爽やかな感じもします。これから暑くなると思いますんで、ソフトクリームをたくさん食べていただきたい」と、アピールした。

一方、地元青森県弘前市の”よしひこおじさん”にふんしたじろうさんは、「これ本当においしい。ちょっと濃厚でさ、舌触りがなんかスッキリしてる感じ」と、魅力を語った。

■寒い日でもイケる!? 濃厚すっきりな「北海道ミルクソフト」

筆者も一口いただいてみると……おぉ! これは思っている以上に濃厚。ただ、後味がすっきりしているので、飽きることなく食べられる。また、コーンでできた”食べるスプーン”との相性も抜群! サクサク食感がプラスされ、これはおいしさ倍増だ。

ちなみに、発表会当日は春にも関わらず都心の最高気温は11度と季節外れの寒さ。もっと暖かかったらなぁ~と思っていると、仲澤氏が「ミニストップのソフトクリームは一般的なアイスクリームと違って、温度がマイナス5度~7度くらいなので、寒い中でも十分おいしく召し上がっていただけます」と解説。

まっさか~と思っていると、たしかにそこまでキンキンじゃないので、想像以上にスプーンが進む進む。これは何個も食べられるやつだ。いや~、ここまでこだわりがあったのか。すごいじゃないですか、ミニストップさん!

なお、本商品の発売は4月4日、価格は313円。個人的にお値段以上のクオリティだと思うので、気になる方はぜひ食べてほしい。

矢吹結花 やぶきゆか 編集者・ライター。旅とお酒とスポーツが大好き。ライフスタイルやヘルスケア系の記事を担当しています。 この著者の記事一覧はこちら

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