三番瀬人工干潟「中止を」 市民団体、市川市に要望書

市川市が東京湾の三番瀬に計画する人工干潟整備事業を巡り、「市川三番瀬を守る会」「市川緑の市民フォーラム」など三番瀬の保存を訴える市民団体8団体は28日、計画の中止と、江戸川放水路河口に広がる自然干潟の活用と整備を前向きに検討するよう求める田中甲市長宛ての要望書を同市行徳支所で市側に渡した。
他の6団体は、三番瀬を守る署名ネットワーク▽千葉県自然保護連合▽千葉の干潟を守る会▽千葉県野鳥の会▽三番瀬を守る会▽フィールドミュージアム・三番瀬の会。
行徳支所では、市民団体側が個人や団体から集めた約7800人分の署名も提出。市側は田中市長に代わり秋本賢一行徳支所長が受け取った。
会合で市側は人工干潟整備の今後について、砂の定着度を調べる「事前覆砂」(砂の投入)を連休明けに開始し、夏まで続ける予定と団体側に説明した。

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