人命救助した3人に感謝状 「何も考えずに体が動いた」「多くの人が協力してくれたおかげ」 市原・南総消防署

市原市南総消防署は、いずれも心肺停止状態だった男性の命を連携プレーで救ったとして、同市在住で会社員の飯塚和幸さん(48)と看護師の須田さち代さん(45)、パートの大岩三千利さん(67)に感謝状を贈った。
同署などによると、飯塚さんと須田さんは昨年12月15日、市内小学校の体育館で開かれた地域行事で、参加していた70代男性が急に倒れたため、近くにあった自動体外式除細動器(AED)を使い、心肺蘇生など救命処置を施した。大岩さんは昨年12月20日、市内のドラッグストア駐車場で突然倒れた60代男性を見つけ、声かけや通報など初動対応に当たった。救助された2人は順調に回復して社会復帰を果たしたという。
天野正次署長は「異変を感じて、すぐに救命措置をしてくれた。勇敢な行動」とたたえた。地元で約20年消防団員を務める飯塚さんは「何も考えずに体が動いた」と日ごろの訓練が生かされたと話した。須田さんは職業柄、異変に気付き迅速に対応。「周囲の人たちの協力があって、一人の命を救えた」と振り返った。大岩さんも「自分の呼びかけに、多くの人が協力してくれたおかげ」と感謝した。

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