千葉県内は23日、高気圧に覆われて晴れ、南西から温かい風が入ったこともあり、各地で気温が上昇した。気象庁の観測データによると、市原市牛久で午後1時15分ごろ、県内最高の26・9度を記録。25度以上の夏日を9観測地点で記録し、県内全域で早くも5~6月の陽気が訪れた。
県内の全15観測地点で、いずれも5月上旬~6月下旬並みの今年最高気温を観測。平年比で10度以上高い地点も10カ所に上った。君津市坂畑(25・9度)、船橋市(25・2度)、銚子市(23・3度)の3地点は3月の観測史上最高の気温だった。
全国的にも東日本から西日本にかけて晴れて、気温が上昇した。国内最高は宮崎県日向市の28・3度で、全国の29観測地点で3月の最高気温の記録を更新。東京都心でも千代田区で25・6度を観測するなど、小笠原村父島を除く16地点で今年の最高気温になった。
銚子地方気象台によると24日の県内は、高気圧が日本の東へ移動して気圧の谷が近づくため曇りとなり、気温はやや下がる見込み。25日以降は28日ごろまで晴れ、気温は20度前後になるとしている。