現職と新人2人が争った千葉市長選は、無所属現職の神谷俊一氏(51)が、無所属で共産党県中部地区委員長の寺尾賢氏(48)=同党推薦、諸派で政治団体「つばさの党」幹部の杉田勇人氏(40)の新人2人を破り、再選を果たした。
神谷氏は、1期4年間で「140社の企業立地が決まった」と実績をアピール。子育て支援や中心市街地の活性化、交通ネットワーク維持を公約に掲げて支持を広げた。6党の県組織などから支援を受け、盤石の選挙戦を展開した。
当確の報を受けて「当選はスタート。きょうから改めて地域の課題解決にまい進していきたい」と決意を述べた。
寺尾氏は、「大規模開発を中止し暮らしに寄り添った市政に転換する」と現市政を批判。下水道料金維持や100円でバスに乗車できる制度創設を訴えたが、支持は広がらなかった。
杉田氏は、カルト宗教を撲滅するなどと主張したものの埋没した。
◇神谷氏の略歴 市長、(元)千葉市副市長、総務省消防庁広域応援室長。愛知県出身。東京大学経済学部卒。
◆千葉市長選開票状況◆
=午後10時30分現在、開票率7.6%=
当20000神谷俊一51無現(2)
2000寺尾 賢48無新
0杉田勇人40諸新