三重県内でガソリン160円台のスタンドも 「1円でも2円でも安い所にお客さんが…」でも競争激化で店舗数は半減

いまや1リットルあたり、180円台は当たり前となったガソリン価格。資源エネルギー庁のきょうの発表では三重県は今月10日時点で183.3円でした。しかし、三重県内では160円台で販売しているガソリンスタンドもあるという事実。客には大歓迎の話ですが、県内375のガソリンスタンドが加盟する組合に“そのワケ”を尋ねました。
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(三重県石油商業組合 前川肇 専務理事)「三重県の四日市市に大きな製油所が2か所ある。製油所からガソリンスタンドの距離が短い。運搬距離が短いのでそれが価格に転嫁されない」三重県周辺には四日市市をはじめ大手石油会社が所有する複数の製油所があるため、ガソリンスタンドまでの運送コストが抑えられることが販売価格が抑えられる最大の要因だと言います。
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さらに…(三重県石油商業組合 前川肇 専務理事)「販売競争が激しいということ。1円でも2円でも安い所にお客さんが集まっていくのが現状」
厳しい価格競争の中で各店舗が利益を削りながら、安値を実現している状況があると指摘。このため…(三重県石油商業組合 前川肇 専務理事)「小規模な店はある程度の単価を稼がないと生活していけない。だんだんと淘汰されていく」
事実、三重県内のガソリンスタンドの数は2002年の704か所からここ20年でほぼ半減しています。ガソリンスタンドは生活インフラとして重要な三重県。価格競争による店舗の淘汰は手放しでは喜べない状況です。

CBCテレビ「チャント!」2025年3月12日放送より

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