スギ花粉のピーク続く 関東~九州で「極めて多い」日も 花粉症…の画像はこちら >>
この先もまだしばらくは、広い範囲でスギ花粉のピークが続く見込みです。一時的に花粉の飛散が抑えられる日もありますが、14日(金)頃を中心に飛散が増え、「極めて多く」飛ぶ所もあるでしょう。花粉症の方も、花粉症がない方も、対策をしておくと安心です。
晴れて気温が高い日を中心に大量飛散 雨の日も油断禁物
向こう一週間は、すっきりと晴れる日は少なく、傘の出番が多い見込みです。ただ、雨の日が多い予想でも油断は禁物です。花粉が飛びやすくなる条件はいくつかあります。・晴れて気温が高い日・空気が乾燥している日・風が強い日・雨上がりの日これらの条件に多くあてはまる日は、13日(木)から14日(金)頃です。12日(水)は広範囲で雨が降るため、花粉の飛散は抑えられますが、13日(木)は天気が回復して気温が上昇し、14日(金)も晴れて気温の高い所が多い見込みです。このため、14日(金)頃は花粉の飛散が特に増え、関東~九州にかけては「非常に多い」または「極めて多い」ランクの所が多くなるでしょう。花粉症の方は、ランクを問わず対策されている方々がほとんどだと思いますが、これまで花粉症の症状がなかった方も要注意です。「非常に多い」や「極めて多い」など、大量飛散が予想される日は、花粉症がない方も新たに症状が出始める可能性がありますので、念のため対策をしておくと良さそうです。
外出時の花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。① メガネメガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。② マスク感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。③ 衣類の工夫一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。