大阪・関西万博「未来の都市」パビリオン完成 クボタの「未来の農業ロボ」に「カッコいい」の声

2025年大阪・関西万博の「未来の都市」パビリオン(大阪市此花区)が10日、完成し、記念式典と報道陣へのお披露目が行われた。
「公益社団法人2025年日本国際博覧会協会と協賛12者が、経済発展と社会課題の解決を両立する『Society 5.0が目指す未来の都市』をともに考え描いていくパビリオン」と位置づけられた万博の目玉のひとつ。大阪湾を背にし、会場内唯一のウォーターフロントに位置する、全長150メートルの巨大な建築物だ。
この日は株式会社クボタが「未来の農業」で活躍する無人自動運転の農機ロボットを世界初公開した。「Type:V」と名づけられた「汎用(はんよう)プラットフォームロボット」で、たとえば稲作なら無人で耕起(田を耕すこと)、中間管理、防除、収穫を担い、野菜などの作物や、農業以外の作業にも活躍するという。
ベールを脱がせるセレモニーを目撃した報道陣からは「カッコいい」「トランスフォームしそう」「輸入車のSUVみたい」「むしろ乗ってみたい」とデザインを評価する声が上がった。同社の北尾裕一社長は「まだ発売予定はないコンセプト機。生産性向上に役立つ機械になってくれれば」と話した。
さらに株式会社日立製作所とKDDI株式会社は体験型展示「Mirai Meeting」を共同展示した。KDDIは同社のメタバース・Web3サービスプラットフォーム「αU(アルファユー)」に実装した「バーチャル未来の都市」も提供。アプリは万博開会日の4月13日に提供開始される。

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