事業開始から半世紀以上を経て、名古屋と豊橋を結ぶ国道23号「名豊道路」がついに全線で開通しました。3月8日、全線で開通した国道23号「名豊道路」。名古屋~豊橋間の全長72.7キロを信号なしで結ぶ無料バイパスです。
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この日、蒲郡ICから豊川為当IC間の9.1キロが開通し、1972年に整備事業が始まって以来、50年余りの時を経て、ついに全線で開通となりました。
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午後3時に開通すると早速、車が新しい道路を次々に走る様子も。この区間の開通により、名古屋~豊橋間の所要時間は約1時間となり、工業製品の運搬などの物流が効率化するほか、災害時の物資輸送などでの活用も期待されています。
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開通から2日経った10日、名豊道路沿いの道の駅「筆柿の里・幸田」で、新たに開通した区間を走ったドライバーに聞いてみると。「名古屋に行くのに全然違う。信号ないしタダだし」「ギャップもなくてきれいなので走りやすい。停車が少ないのは走りやすいし、手が楽でいい」「開通したので30~40分短縮できると思う。休憩がとれるようになった」
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(森本琴衣記者)「名豊道路、全線開通前に所要時間をはかってみます」この区間の開通により、所要時間はどれだけ短縮されるのか。開通前と開通後で幸田町から豊橋市までの間でかかった時間を比べてみました。開通前にかかった時間は…(森本記者)「着きました、かかった時間は43分です」
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そして10日。開通した区間を走ってみましたが…車の数が多く、かかった時間は…(森本記者)「1時間12分20秒。渋滞が影響して、前回よりも時間がかかるという結果になりました」期待度の高さを反映するかのように、10日は通行量が非常に多く、時間短縮どころか、開通前より時間がかかる結果となりました。
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とはいえ、地域の期待が高いのには変わりはなく、開通による効果が見込まれているのは、観光面でも。豊橋市の「のんほいパーク」では、全線開通を記念して、あるキャンペーンを始めました。(のんほいパーク 豊田直樹主査)「小中学生無料のキャンペーンをうっている」
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小・中学生の入園料は通常100円ですが、3月は無料になります。早速、名豊道路を使って来たという家族連れは。(名古屋市から)「すんなり来ることができて、名古屋から1時間半(で到着)、快適に来られた」(愛知・清須市から)「渋滞ばかりでした。通る時間帯次第かなと」
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のんほいパークは、名豊道路の小松原ICから車で5分ほどという立地のため、今回の全線開通に大きな期待を寄せています。(のんほいパーク 豊田直樹主査)「名古屋や西三河方面のこれまで来たことがない人も、来やすくなったということで、暖かいのんほいパークを楽しんでいただければ」