大雪に苦労も…野菜の鮮度保持へ“雪”活用!“雪室倉庫”で年間約200万円の電気代節約 新潟・津南町

春の訪れを感じる一方この冬、記録的な大雪に見舞われた新潟県内。この雪を活用して農産物の鮮度を保たせる雪室倉庫への雪入れ作業が津南町で行われました。

重機によってトラックに積まれる雪。運び込んだ先は倉庫の中です。

【津南基幹営農センター 金子正史さん】
「大事な資源なので、冷蔵庫代わりにも使える」

3月5日、津南町で行われていたのは除雪作業ではなく、雪室倉庫への雪入れです。

記録的な大雪に見舞われた今シーズン、津南町では一時4mに迫る積雪となりました。

市民生活にも影響を与えた雪ですが、JA魚沼では農作物の貯蔵に活用!倉庫の中は湿度が高く、低い温度の状態が保たれるため、農作物の鮮度を維持することができるといいます。

【津南基幹営農センター 金子正史さん】
「ジャガイモでいうと、デンプンの働きで甘くなる糖度が増す」

また、雪の冷気を活用し冷房を使用しないため、環境にも経済的にも優しく、年間で約200万円の電気代が節約できるという雪室倉庫。

この日、一日で約1300tの雪入れが行われました。

【津南基幹営農センター 金子正史さん】
「大雪で生活が大変というだけではなく、色々なことに活用できている雪なので、そういったことも思いながら食べてもらえればうれしい」

雪室倉庫にはジャガイモのほか、津南町特産の雪下にんじんなどの野菜が貯蔵されます。

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