沖縄銀行(山城正保頭取)は28日、財産形成預金に関する5142件分の顧客情報が記載された書類を紛失したと発表した。銀行の控えとして本店営業部で保管していた。2023年9月に不要となった書類を大量に処分した際に、誤って廃棄した可能性が高いという。廃棄は専門業者に委託しており「情報漏えいの可能性は極めて低く、二次被害の発生の恐れも低い」と説明している。
紛失した書類は21年4~11月分の明細表。氏名や口座番号、取引金額、勤務先が記載されているが、住所や生年月日などはなく個人の特定は難しいという。被害は確認されていない。
昨年12月に本店営業部で書類を整理していたところ紛失が判明。防犯カメラの確認や内部調査を実施し、不正に持ち出された形跡はないという。
同行は対象顧客におわびの文書を発送。「事務管理態勢の強化や情報の取り扱いの厳正化を図り、再発防止に取り組む」としている。沖縄銀行、顧客情報5142件の書類紛失 氏名や口座番号などが…の画像はこちら >>