日本も協力!ベトナム国内初の“地下鉄”開業 現地進出企業のビジネス環境向上にも期待「順調に稼働すれば日本製品への評判一層高まる」 新潟

新潟県内企業も多く進出するベトナムのホーチミン市で昨年末、ホーチミンメトロが開業しました。ベトナム国内初の地下鉄開業で現地進出企業のビジネス環境向上にも期待がかかります。

昨年末、多くの人でにぎわっていたのはベトナム最大の経済都市ホーチミン市の駅。ホームに列車がやってくると、歓声が上がります。

去年12月、ホーチミンで、ベトナム国内で初めての地下鉄となるホーチミンメトロが開業。

多くの市民が待ちわびた開業初日に列車に乗り込みました。

ホーチミンでは急速な経済発展に伴い、バイクによる道路の渋滞や排気ガスによる大気汚染が社会問題となっています。

こうした課題解決に向け、ODA政府開発援助の事業で日本も協力する中、都市鉄道の整備が進められてきました。

新型コロナの影響もあり、延期も経ながらようやく迎えた開業に市民も興奮気味です。

【市民】
「長い時間待って、やっと最初の電車に乗れた。とても楽しい」

【市民】
「ベトナムはどんどん発展している。将来は日本と同じように、どこでも電車で行けるようになってほしい」

メトロの開業を歓迎するのは、地元の住民だけではありません。

現地に進出する企業にとってもプラスになると話すのは、ベトナム出身で県の国際交流員を務めるチィさんです。

【県 国際交流員 チィさん】
「ベトナムでは、もともと日本製品への信頼が強く、今回、日本の技術で設計運営された地下鉄が順調に稼働すれば、日本の品質への評判が一層高まると期待できる」

さらに、チィさんは駅周辺の開発が進ことにも期待を寄せます。

【県 国際交流員 チィさん】
「新たな商業エリアが形成され、そこに出店したり、商品を提供するなど、現地進出企業にとっても、ビジネスの機会が広まるのでは」

より魅力的な市場へメトロ開業が発展につながるか。ベトナムの経済都市の今後が注目されています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする