開幕まで40日余り 大阪・関西万博会場の様子は?報道陣に公開された『電力館』に潜入 「未来エネルギーの可能性」を楽しく学ぶ

開幕が近づく「大阪・関西万博」。今回はCBC「チャント!」のカメラがパビリオンのひとつに潜入してきました。「未来のエネルギー」を学べる展示とは?
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(CBC 南部志穂アナウンサー)「いよいよ4月に開幕する大阪・関西万博会場の夢洲(ゆめしま)にやってきました。シンボルの、木の『大屋根リング』が見えます。きょうはパビリオンを取材します」
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開幕まで44日に迫った大阪・関西万博。準備は着々と進んでいて、今週は開会式の会場「シャインハット」が公開されました。円形のステージを囲むように、階段状に座席が設置され、参加各国を称える「ナショナルデー」など、日替わりでイベントが予定されているそうです。
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そして気になるのは目玉の「パビリオン」!160の国と地域、さらには民間企業などが未来の社会や技術を表現する、展示の中身も明らかになってきました。(南部アナ)「東ゲートから会場の中に入ってきました。大屋根リングの外側、すぐ近くにあるのが『電力館 可能性のタマゴたち』。よく見ると(外壁は)いろいろな形の平面を組み合わせてできています。これはなぜかというと、その日の天候や、時間帯によって趣が変わるからだということです。きょうは曇りなので白っぽいですが、青空のときは青っぽくなたり、夕方はオレンジっぽくなったりするそうです。何度も楽しめますね」
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28日に報道公開されたのが、中部電力など国内の電力会社でつくる団体の「電力館」。卵を表現した個性的な外観のこのパビリオンでは「未来のエネルギーの可能性」を楽しみながら学ぶことができるといいます。
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(南部アナ)「卵があります!この卵形デバイスを一人ひとつ首にかけるそうです。えー悩む」この卵形デバイスは、展示の内容に合わせて光ったり、震えたり…そのパターンは約50。
館内には「ワイヤレス給電」をイメージしたゲームも。手元のスティックを操作して、画面に映る家電や自動車に電線を使わず電気を送る疑似体験ができます。(南部アナ)「連打連打!今わたしは電気を飛ばしていたんです。あらゆるもの、携帯とかゲームとかバイクとか。未来には当たり前になるかもしれません。楽しく学べますね」
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その他、軽い原子核を合体させ、重い原子核に変える「核融合」の仕組みを疑似体験するゲームで、館内にはこうした体験型展示がおよそ30あります。(電力館 可能性のタマゴたち 岡田康伸館長)Q来場者にどんなところを見てほしいか「エネルギーの可能性をしっかり感じ取ってもらって、ワクワク楽しんでいただきたい」
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一方、日本政府のパビリオン「日本館」も1月、一部が公開されました。「循環」をテーマに微生物によってゴミが分解され、水に変わることを表現するエリアと、藻類やカーボンリサイクル技術で素材を生み出すことを展示するエリアがあり、万博会場内のゴミを集めて、水やメタンガスを生み出す取り組みも行われます。
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そして、今回の万博最大の象徴がこちら。(大石邦彦アンカーマン 去年12月)「大屋根リングの真下にやってきました。大屋根とはよく言ったもので本当に大きいです」
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その上は…(大石)「ここに来ると万博会場を一望することができます。スケール感あります」20年前の「愛・地球博」で設置されていた、会場を一周する木製の空中回廊『グローバル・ループ』を思い起こさせます。
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全ての海外パビリオンを取り囲むこの「大屋根リング」には重要な意味が。(日本国際博覧会協会 髙科淳副事務総長)「各国の文化や考え方や価値観とか多様なんだけれど『リングの中でひとつにつながっている』というメッセージを発したい」徐々に全貌が明らかになってきた大阪・関西万博は開幕まであと44日です。
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