プロ7年目の決意 ドラゴンズ根尾昂投手24歳「結果を出していくことでしか正解にならない」 立浪和義前監督「決断は間違っていない」

中日ドラゴンズ根尾昂投手。かつての甲子園のスターもプロ7年目。崖っぷちともいえる状況で、密着取材を快諾してくれました。今年にかける思いとは。
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(ドラゴンズ 根尾昂投手)「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします」密着取材の始まりはことし1月。三重県・鈴鹿市。神社での初詣でした。(根尾投手)「今年もしっかりやるということだけ言います」(上原ディレクター)「なるほど」(根尾投手)「上原さんは何をお願いしますか?」(上原ディレクター)「根尾さんのご活躍です」(根尾投手)「あー!そんなもったいない事を!」
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プロ7年目の2025年を「勝負の年」と位置付ける根尾投手。ズバリ、おみくじの結果は?(根尾投手)「めちゃくちゃ久しぶりに大吉を引きましたね、超嬉しかったです」大吉を引いた根尾投手。お腹が空いたみたいです。Qベビーカステラ好きなんですか?(根尾投手)「はい」お目当ては、ベビーカステラ。我々スタッフにも、プレゼントしてくれました。
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(根尾投手)「めっちゃデブみたいに映っていませんか?うまっ。昔はお祭りに行ったことがなくて…地域のやつな古川祭があるんですけど、だいたい土日なんですよ。野球でかぶって、お祭りに行ったことがほぼなくて」
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岐阜県飛騨市出身。大阪桐蔭高校時代、投打の二刀流で甲子園を沸かせると、4球団競合の末、ドラゴンズに入団。「ショート一本でいかせてくださいと伝えました」
しかしプロの壁は厚く、思うような結果を残せません。そして、立浪監督が就任した2022年。根尾選手は外野一本でレギュラー奪取を狙いますが。(場内アナウンス)「4番ピッチャー根尾」日本中のプロ野球ファンをざわつかせた、“投手・根尾”。この決断を下した、立浪和義前監督は2月7日、取材に応じてくれました。
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(立浪和義前監督)「全国区ですよね。彼の場合は。期待を背にドラゴンズに入団して、注目度がすごく高くて、周りの期待がすごく大きいので、焦りがあったと思う。自分は外野から投げるあの送球を見て、彼はピッチャーの方が大成するのではないかという。ただ本人は野手でやりたいという気持ちも強かったので、当然批判も覚悟で『根尾、ピッチャーでやってみないか?』。既に一軍でバリバリ投げていれば『良かったな』となるんですけど」
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(根尾投手)「いろいろありましたね、22歳は。バッターからピッチャーになって、他人と比べる事でもないけど、『自分のやることに、よりフォーカスしてやらないと』という気持ちでやっている」
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全国区のスター選手に対する“異例の配置転換”。不安や迷いは、なかったのでしょうか?(立浪前監督)「不安よりも何とか成功させてあげない、成功してほしいなという思いしかなかった」Q今でもその決断は間違っていないと?「そう思っています」
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(根尾投手)「(立浪)監督の方に矢がいっているのは自分でも思ってはいたんですけど、それは僕が投げることでしか変わらない。結果を出していくことでしか正解にならないので」
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今年から背番号が7から30に変更。これまでポジションは何度も変わってきました。報道陣の対応も、ルーキーイヤーと比べたら変わったかもしれません。それでも変わらないのは、ファンからの期待感。ファンは待っています。彼が登場するその瞬間を。
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(根尾投手)「7年目になるので一軍の舞台で結果を出して、定着して皆さんに勝ってる試合で投げているのを見ていただきたいので応援よろしくお願いします」Q引き続き取材の方、よろしくお願いします!「全然いつでも!朝とか来てもらっても大丈夫なんで!僕が起きれたら!」
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若狭敬一アナウンサーはスタジオで…。(若狭アナウンサー)「これだけ多くの“配置転換”を経験したプロ野球選手は恐らく史上初でしょうし、今後も出てこないと思っています。この遠回りの批判の矢は、立浪前監督に向いていました。『根尾クンかわいそう』という声を、私も多く聞きましたが、そんな“同情”を最も求めていないのが根尾投手本人です。これまでの道が正解だったのか、どうだったのか、もちろん正解だったとことしのピッチャーとしての活躍で証明してほしいと思っています」

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