沖縄県南風原町と八重瀬町の水道事業を担う南部水道企業団(金城政光企業長)は21日、口座振替の契約を結ぶ6625件で水道料金を二重に引き落とし、計4465万9055円を誤徴収したと発表した。1月分の上下水道料で、二重徴収が発覚した今月17日中に返金対応した。
同企業団によると、職員が10日に口座振替を取り扱う6金融機関のうち、1カ所の伝送システムで引き落とし依頼を送信したところ、エラーの表示が出た。このためパソコンを再起動し再び送信したことで、金融機関側では2回の引き落とし依頼が受信されていたという。
引き落とし日の17日に契約者からの指摘で二重徴収を確認。金融機関側に連絡し、同日午後4時までに返金作業を終えたという。契約者は一般家庭や企業などで、1件当たり587~144万7305円を誤徴収した。
エラーとなった原因は調査中で、金城企業長は「ご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる。引き落とし依頼を送った後に履歴を確認して二重依頼になっていないかチェックするなど、再発防止に努めたい」と語った。
(南部報道部・新崎哲史)沖縄・南風原町と八重瀬町、水道料金4465万円を誤って徴収 …の画像はこちら >>