重度の障害があり、全介助が必要な20代女性の送迎中に性的な暴行をした罪などに問われている元介護職員の細海敏也被告(44)の判決公判が2月21日、新潟地裁で開かれました。
初公判で起訴内容を認めていた細海被告。
裁判では、細海被告が警察に自首したおととし12月14日の事件以外の事実について自首が成立するか否かと量刑が争点になっていました。
新潟地裁の小林謙介裁判長は「自首は成立する」と認定した一方で、「介護職の立場を悪用し、犯行を繰り返したことは卑劣で、被害者の人格や尊厳を顧みないものである」と指摘。
また、「自首が捜査や犯人の処罰に大きく寄与したとまでは言えず、自首減軽は相当ではない」として懲役14年を言い渡しました。
弁護側は控訴について「まだ決まっていない」としています。