2月県議会の代表質問が行われ、柏崎刈羽原発の安全性を確認してきた県技術委員会が2月に提出した報告書について花角知事が言及しました。
【花角知事】
「客観的かつ科学的に議論を重ねていただき、委員会としての結論をしっかりとりまとめていただいた」
この報告書をめぐっては…
【長岡市 磯田達伸 市長】
「じゃあ安全なのか、安全ではないのか聞きたくなる。堂々巡りでやはり分からない」
技術委員会が安全対策に関する22項目のうち18項目について「問題はない」と結論付けた一方、東京電力の適格性など、残る4項目については、評価を避けた上で「原子力規制委員会の判断を否定するものではない」としたことについて、原発周辺の自治体から疑問の声があがっていました。
花角知事は「規制委員会が多大な時間をかけ検査を行ったことを踏まえ、その判断を否定するものではないと結論付けたと聞いた。規制委員会の判断は適切だったということだと受け止めている」と見解を示しました。
また、20日は原発事故時の避難道路の整備に向けた調査費などを盛り込んだ補正予算案の採決が行われ、可決されました。