【浦添】60歳以上の浦添市民らに生涯学習の場を提供する「てだこ学園大学院」(仲宗根民男学院長)主催の防災講座がこのほど、市立中央公民館であった=写真。60~80代の受講生約80人が防災啓発ゲーム「クロスロード」を体験。災害発生時にどう判断し、どう対応をすべきかを考えた。
クロスロードは、1995年の阪神大震災などで対応に苦慮した自治体職員らの声を基に研究者らが開発した。ゲーム形式で災害対応時の判断を養う目的で、各地で利用されている。
参加者は「あなたは自治会長。現在は午前0時。大雨で河川の水かさが増え、気象台からは増水注意の発表があった。地域住民に避難を勧めるか」などの問題に対し、それぞれ「イエス」「ノー」のカードを示し、自身の考えを語った。
初めて参加した朝比奈博さん(70)は「災害は急にやってくるし、事前にこうやって考えて想定していれば、ある程度は冷静になれるし、意識も高まるからいい」と実感を語った。
災害発生時にどう判断? どう対応? 浦添市の高齢社80人、ゲ…の画像はこちら >>