バナナに農薬が残留 千葉市、１９トン回収命令

千葉市は１４日、同市中央区の食品輸入業者が出荷したベトナム産バナナから、基準値の２倍の残留農薬が検出され、回収と廃棄を命じたと発表した。
市生活衛生課によると、５日に神戸市の検疫所で無作為に実施した検査で判明した。回収対象は約１９トン。一部は既に流通しており販売先をたどり回収する。
検出されたのは野菜などに広く使用されている殺虫剤のアセタミプリド。今回の検出量は、１日の許容摂取量を大きく下回っており、健康被害は考えにくいという。基準値を超えた理由は不明。