県発注の除雪作業中に約20mの高さの橋梁から河川に転落 60代男性作業員が死亡 橋の柵を超える約4mの積雪も命綱“未着用”の可能性 新潟・魚沼市

2月15日午前、新潟県魚沼市で雪庇処理を行うため、県発注の除雪業務委託で除雪作業をしていた60代男性が橋梁から川に転落する事故がありました。男性は病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。

死亡したのは、60代の男性作業員です。

2月15日午前11時45分ごろ、魚沼市大白川地内の国道252号線にある中宿橋で、高欄などについた雪庇がJR只見線の運行の支障になることから、雪庇処理を行うため、高欄周辺の除雪を行っていたところ、男性作業員が誤って高さ約20mの橋梁から末沢川に転落しました。

正午すぎに一緒に除雪をしていた作業員から「橋の除雪作業中に作業員が転落した」と消防に通報があり発覚。男性は心肺停止の状態で発見され、その後防災ヘリで救急搬送されましたが、死亡が確認されました。

県によりますと、当時、除雪作業は8人で行っていて、現場は橋の柵を超える約4メートルの積雪があり、男性作業員は雪庇を落とす際に誤って転落。命綱をつけていなかった可能性が高いということです。

除雪業務を委託した県は今後、安全対策委員会を開き、事故の原因について調査する方針です。(15日午後7時45分更新)

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