大野 キャンプ初の実戦形式投球「変化球のキレ、精度、クイックはこれから1段階上げていく」

中日ドラゴンズの沖縄キャンプ第2クール4日目、大野雄大投手が今季初めてバッター相手の実戦形式投球を行った。石川昂弥選手とジェイソン・ボスラー選手の2人に計40球を投じ、手応えを口にした。
9日の練習で大野投手がこのキャンプ初めてバッティングピッチャーを務めた。石川選手とボスラー選手にそれぞれ20球ずつを投じ、ボスラー選手の柵越え1本を含むヒット性の当たりを計7本浴びた。
大野投手は「今日はとにかくストライクを取ることを意識して投げた」と話し、今後の調整について「変化球のキレ、精度、クイックはこれから1段階上げていく」と意欲を見せた。
また捕手を務めたルーキーの石伊雄太選手については「今日もすんなり入れた。元気のあるキャッチャーで、これからが楽しみ」と評価した。
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大野投手が2月10日までにバッティングピッチャーをするのは約10年ぶりという早い仕上がり。「ゲーム形式で出力が上がってくると、その時の負荷によって変わってくる」としながらも、自身の体調については「今のところ痛みはないので、このままいければ」と話した。
「今年一年やらなくてはいけないという気持ちで取り組んできた」と語る大野投手。開幕に向けて着実に調整を進めている。
新戦力、カイル・マラー投手もバッティングピッチャーを務めた。福永裕基選手と村松開人選手を相手に計32球を投じ、そのうち半分はボールとやや制球は乱したものの、力のあるボールを投げ込み、安打性の打球は計3本に抑えた。

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