【JAFに密着】大雪で依頼急増!視界不良で雪に突っ込む・田んぼや側溝に転落…雪の日は「急な操作をしない」「抜け道・裏道に注意」

積雪の増加とともに増えるのが車の事故です。こうした中、ロードサービスなどを提供するJAFへの依頼も急増。トラブルの対応に当たるJAFの一日に密着しました。
この冬の一番の強い寒気が居座り、積雪が増加している新潟県内。2月6日午前8時ごろ、慌ただしく出動の準備をしていたの、はロードサービスなどを提供するJAF新潟支部です。【JAF新潟支部ロードサービス隊新潟基地 坂井潤 班長】「雪が降ると、新潟のJAFは忙しくなる」急増するのは、雪のトラブルへの対応。この日もさっそく依頼が…。【記者リポート】「午前8時すぎ、きょう最初の目的地新潟市西区に向けて出発しました」現場に到着すると、雪に突っ込み動けなくなっている車が。【依頼者】「吹雪みたいになっていて、よく見えなかった。それで突っ込んだ」トラブルの原因は、吹雪による視界不良。前が見えなくなったことで雪に突っ込んでしまったと言います。【JAF新潟支部ロードサービス隊新潟基地 坂井潤 班長】「雪だまりに突っ込んで、車のお腹の下がつっかえてしまって、タイヤが空回りしている状態」この現場では、車をワイヤーで後ろに引っ張ることに。【JAF新潟支部ロードサービス隊新潟基地 坂井潤 班長】「お腹の下も雪だけだし、下を引きずっている形跡もないので、車はまず損傷などなく終わったと思う」
車にできるだけ傷がつかないように慎重に作業を行いますが、その作業が終わると…続いて向かったのは新潟市江南区。現場は風をさえぎる建物などがない、田んぼの間を走る道路でした。【依頼者】「強風が吹いて、風にあおられてハンドルもおぼつかなくなってという感じ」強風によりハンドルが取られたことで田んぼに落ちてしまったという車。【記者リポート】「道幅が狭いことで作業が難航しています。警察と連携しながら作業を行っています」その後、無事に作業は終わりますが…【JAF新潟支部ロードサービス隊新潟基地 坂井潤 班長】「そこを通るとすごく近いとか色々あると思うが、抜け道・裏道というのは除雪が入らなかったり、除雪が後回しになったりということがすごく多いので、通らずに済む道なら通らないほうが、こういう日はいいかもしれない」
そして、この日多かったのは…【依頼者】「電話に出なきゃと思って左に寄せたらという感じ。(Q.雪で見えなかった?)そうですね。全く雪で(側溝)が見えなかった」雪で側溝や田んぼなどが覆われ、道路との境目がわからず転落してしまうケース。雪は道路だけでなく、道路わきの側溝や田んぼなど、くぼんだ場所にも降り積もるため、徐々に道路との境目が分からなくなり、車がそのくぼみにはまってしまうというケースが後を絶ちません。【依頼者】「駐車場だと思ったが、人様の畑ではまってしまった」そして、このとき、ドライバーの男性はとっさにこんな行動をとってしまったと言います。【依頼者】「パニックになって、バックするときもめっちゃアクセルを踏んだり、雪を掘ったりしたが状況が悪化しちゃって」【JAF新潟支部ロードサービス隊新潟基地 坂井潤 班長】「アクセルをやみくもにふかしてタイヤを空転させるというのはあまり良い策ではない。タイヤが(地面に)食いついていないと空回りをして、どんどん雪や泥を掘ってしまって(車の)お腹がどんどんつっかえて荷重がかかって抜け出しにくくなる」
雪のトラブルに日々対応するJAF。今回の密着で見えたのは、大きな道路ではなく裏道・抜け道のような除雪が行き届いていな場所でのトラブルが多いということ。時間にゆとりを持って行動することが重要です。【JAF新潟支部ロードサービス隊新潟基地 坂井潤 班長】「雪が積もった日は、急のつく操作をしない。急ハンドル・急発進・急ブレーキ、あとは道選びを意識していただければ」

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