ヤマイモ1株の重さ競う「やまいもすーぶ」 天候不良で1位は100キロ 沖縄・中城村

【中城】中城村新垣の第18回「やまいもすーぶ(勝負)と野菜即売会」(主催・やまいもすーぶの会)が12月15日、同区公民館の庭で開かれた。区内外の来場者がヤマイモのほか、パパイアやトウガン、葉野菜などを買い求めた。絵本、雑誌などの無料譲渡や衣服類などを安価で販売するコーナも設けられ、多くの人でにぎわった。
すーぶの会会員は17人。新垣区は村内で唯一ヤマイモを生産し、すーぶをしている。1株の重量を競うすーぶは会長の伊佐武政さんの100キロが1位。2位は伊佐善信さんの87キロ、3位は伊佐敏明さんの85・8キロだった。
伊佐善信さんは「天候不良で根菜や葉野菜が例年にない不作で来場者に申し訳ない。1株の重量も例年の約7割程度で残念」と話し、「2025年は天候に左右されることなく肥培管理を徹底し品質と味のいいものを作りたい」とリベンジに燃えた。
宜野湾市と北中城村で山芋シフォンケーキを販売している「らんららん」の町田けい子さん、具志堅美奈子さん姉妹はすーぶの会の常連客で「約300キロ購入した。1年分の需要が賄える。ありがたい」と笑顔。会場で店のシフォンケーキを振る舞い喜ばれた。(翁長良勝通信員)

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