13日は成人の日。この連休は各地で二十歳を祝う式典が行われました。
「成人の日」式典で“ママ振り”着る人続出 着付けの3割に上る…の画像はこちら >>
(出席者)「最高です!みんなかわいくなっている」「5年ぶりです」遠隔地から帰省する人のことを考えて、成人の日の前日に開催です。参加した人は約520人。
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(出席者)「二十歳として大人の自覚を持って、社会の一員として貢献していきたい」この式典から6時間ほど前の午前4時。地元の貸衣装店は大忙しでした。
(新度結葵乃さん)「眠いです。頑張ります」1月が20歳の誕生日の新度結葵乃さん。着付けを頼んだこの赤い振り袖は…
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(新度結葵乃さん)「(この振り袖を)おばあちゃんが着て、お母さんが着た」お下がりの振り袖は通称“ママ振り”と呼ばれますが、この店では着付けの約3割にのぼるといいます。ヘアメイクも合わせて着付け料金は約3万円。“ママ振り”は、レンタル衣装の半分以下の料金におさえることができるそうです。
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(松浦衣裳店 松浦翔悟さん)「(着物の)職人が少しずつ減ってきて、着物の価値も上がってきた。(振り袖を)買う人は少ないと思う。(多いのは)レンタルとママ振り」結葵乃さんと一緒に着付けを頼んでいた双子の妹・柚来さんは、親戚の振り袖を着て、晴れの式典に!お互いの振り袖姿は…
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(双子)「かわいいと思います(笑)」(新度結葵乃さん)「デザインも昔ながらで、それもいいなと思って」ママ振りを着付けてもらった人は、他にも…
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(友田美聖さん)「すごくすてきな着物だったので、私も着たいなと思った」友田さんの母・祥子さんが20歳の時に撮影した写真がこちらです。
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(母・祥子さん)「20歳の時に着ました。成人式の時に。うれしいです。同じもの着ることができて」友田さんの“こだわり”は、他にも…(友田美聖さん)「高校3年の夏くらいから(髪を)伸ばして、腰くらいまでありました。終わったらバッサリと(切る)」
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自分の髪の毛だけでヘアアレンジです。ヘアピースなど一切使いません。母の振り袖にあうアレンジにこだわったということです。また流行は、根強い人気の金箔を使ったアレンジの他に、ゴージャス感を演出できるカチューシャだということです。
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(平岡紗英さん)「すごくかわいい」平岡さんが着付けてもらったのは、叔母が42年前に着たピンクの振り袖。見守るのは母・智子さんです。
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(母・智子さん)「すごい、びっくり。馬子にも衣装です。古さを感じない飾りが今風で。紫にして良かったね。似合う似合う」平岡さんはこれまで「お母さん、どっちがいいと思う?」といつも顔色をうかがっていたというですが、今回は振り袖もヘアアレンジも全て自分の意思で決めました。
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(平岡紗英さん)「最初、髪色を反対された。どうですか?」(母・智子さん)「黒い方がいいかなと思った。似合いますね。口出ししないようにします」そして…
無事に式典は行われ、平岡さん親子が向かったのは、振袖を貸してくれた叔母の家。
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(叔母・安井直子さん)「おめでとう。かわいい。良かった。42年前に着ていた。自分の娘も着て、彼女が着てくれて感無量です」
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(平岡紗英さん)「こんなすてきな着物を着せてもらってありがとうございます」(叔母・安井直子さん)「もう涙が出る。親でもないのに」
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(母・智子さん)「本当に涙ぐみますね。一人で育てたから、最初引っ越しとかつらい思いをさせて。13日の晴れの姿を見たら全部忘れました」(平岡紗英さん)「二十歳まで育ててくれて“ありがとう”という思い」