米海軍 空母艦載機を「誤って撃ち落とす!?」武装勢力の施設攻撃中に発生 フーシ派は自身らが撃墜したと主張

よく「フレンドリーファイヤ」と呼ばれるもの。
アメリカ海軍のニミッツ級航空母艦「ハリー・S・トルーマン」に所属する艦載機F/A-18E/F「スーパーホーネット」1機が、2021年12月21日に行われたフーシ派への空爆中に、自軍艦艇の攻撃で撃墜されたと、海外メディアに報じられています。
米海軍 空母艦載機を「誤って撃ち落とす!?」武装勢力の施設攻…の画像はこちら >>空母「ハリー・S・トルーマン」所属のF/A-18E/F「スーパーホーネット」(画像:アメリカ海軍)。
「ハリー・S・トルーマン」は、イランが支援するイエメンの反政府武装組織フーシ派の活動を妨害し、弱体化させるために、「プロスペリティ・ガーディアン作戦」の一環として、紅海やアデン湾を航行する商船を守るために展開しています。
同士撃ちが発生したのは紅海上空でした。フーシ派の弾薬保管場所や指揮系統を狙った空爆作戦中にタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「ゲティスバーグ」が誤って攻撃したことが原因とのことです。
撃墜されたF/A-18E/Fは、第11打撃戦闘飛行隊の「レッドリッパーズ」に所属していたようで、2人乗りの複座式でした。1人が負傷したものの脱出に成功し、無事であることが確認されたそうです。作戦が行われた地域を担当しているアメリカ中央軍は、原因を徹底的に調査するそうです。
なお、一部報道ではF/A-18E/Fを、フーシ派が発射した巡航ミサイルと誤認した可能性が指摘されています。また、フーシ派は自身らが同機を撃墜したと主張しています。

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