1995年の阪神大震災を契機に寄贈されたとのこと。
茨城県は2024年12月、公用車として使用していたトヨタ製「メガクルーザー」を一般競争入札で売却すると発表しました。
1000万円超えるか? トヨタ最大最強の四駆が競売に「滅多に…の画像はこちら >>茨城県が25年にわたって使用してきたメガクルーザー。常陽銀行が1999年に寄贈した(画像:茨城県)。
「メガクルーザー」は全長5.09m、全幅2.17m、全高2.075mある大型の四輪駆動車です。同じくトヨタが生産・販売する「ランドクルーザー」が全長4.985m、全幅1.99m、全高1.925mなので、それよりも一回り大きく、同社製の四輪駆動車のなかでは最上位に位置するモデルと言っても過言ではないでしょう。
ここまでボディサイズが大きい理由は、陸上自衛隊が調達する「高機動車」をベースにしているからです。そのため、大きさの割に悪路走破性は高く、海空自衛隊や警察、消防・防災機関、JAF(日本自動車連盟)などが導入しています。
このたび茨城県が売却することを決めた車体は、地元の金融機関の常陽銀行が1999(平成11)年10月に寄贈したものです。長らく災害現場などで活躍してきましたが、部品の入手が困難となり、維持整備費用がかさむことから売却を決めたとのこと。県は売却によって得た代金を、災害の備蓄品の購入費などに充てたいとしています。
6人乗りで走行距離は8万5586km、すでに車検は切れており、バッテリーも上がってしまっているものの、そもそも中古車市場ではほとんど流通していない希少な車種のため、最低売却価格は900万円(税込み)で設定されています。
公告期間は2025年2月3日まで。入札にあたっては車体に入っている常陽銀行や県のマークを消すことなどが条件として設定されています。入札参加資格の申請期限は1月24日(金)17時で、開札日は2月4日(火)14時、入札書の提出期限は開札当日に持参(郵送の場合は2月3日必着)となっています。また、引渡期限は開札日のおよそ1か月後、3月7日(売払代金納付後)になります。
なお、下見会は1月9日(木)13時半にも開催される予定です。詳細は、茨城県防災・危機管理課のウェブページを参照ください。