冬至の21日、館山市のアロハガーデンたてやまで、カピバラたちが「ゆず湯」を楽しんだ。この日は、5日に生まれたばかりの赤ちゃんも初入浴。肩まですっぽりと漬かり、親子水入らずの時間を過ごした。
カピバラは南米のアマゾン川流域などに生息するため温暖な場所を好み、水に入る習性がある。同園では例年、年末年始にかけてゆず湯を用意し、来園客に公開している。
カピバラたちは、ユズや大きめの「オニユズ」が浮かべられた少しぬるめの露天風呂に入浴。初めは親たちが漬かる姿をただ眺めていただけの赤ちゃんも勇気を出して入浴すると、湯の中に潜ったりして気持ちよさそうな表情を浮かべた。
ゆず湯は来年1月1~3日にも実施。飼育を担当する加地杏彩さん(22)は「入浴する姿を見て、心を温めてもらえたら。ゆず湯に入ると健康になるとの言い伝えもあるので、カピバラには1年を健康に過ごしてほしい」と願った。
今月22日にはカピバラとミーアキャットにクリスマスケーキを贈るイベントを開く。問い合わせは同園(電話)0470(28)1511。