今年も残すところ2週間を切り、忘年会が続いている人も多いのではないでしょうか?新型コロナウイルスの感染拡大によって宴会離れが進んでいましたが、今年は忘年会・新年会の実施率が大きく増加しています。その理由を取材しました。
毎年この時期に増えるのが、1年間の頑張りを労い、気持ちを新たにするために開く忘年会や新年会!民間の信用調査会社が180の企業を対象に行ったアンケート調査では、2019年には忘年会・新年会の開催率が8割を超えていましたが、新型コロナウイルスの流行により、宴会自粛が呼びかけられると、2020年には開催率がわずか5.7%に。新型コロナの5類以降後は徐々に回復し、今年は69.4%となりました。実際に街でも…【50代】「(忘年会は)あすやる。うちの職場はみんなから声が上がって『今年はどうするんですか?』という感じ」【40代】「きのうやってきた。新型コロナが終わってから復活」開催するという声が多く聞かれました。【桶屋美圭アナウンサー】「昭和から平成初期には会社の恒例行事だったという忘年会。街の人はどんな理由で参加しているのでしょうか?」【20代】「年に1回くらい、会社の人と飲む機会なのかなと」【60代】「やっぱり社員間のコミュニケーション。仕事ではない話題も出てくるので、へぇとなる」【50代】「チームビルディング。仲間意識を高める。飲んだあとのほうが円滑な感じがする」新型コロナ禍前、そして今年も開催する企業に開催理由を調査したところ、「従業員の親睦を図るため」が90.8%と最も多く、次いで「従業員の士気向上のため」で55.1%でした。
しかし、新型コロナ禍に“宴会離れ”が進んだことでこんな変化も…【20代】「(周りには)行きたくない人もいるし、行きたい人もいるという感じ」【30代】「新卒の子とかと話していると(反応が)微妙だったりする。『いいかな…』みたいな感じはある」【40代】「もともと自分もお酒が飲めなかったので、昔からできれば行きたくなかったなと思っていた。今の人は断りやすい感覚ができているので羨ましい」実際に、新型コロナ禍前に忘年会や新年会を開催したものの、今年は開催しない企業の半数は「開催ニーズが高くない」「参加に抵抗感を示す従業員が増えた」と回答しています。新型コロナ禍で変化した時間とお金の使い方。コミュニケーションのあり方も変革期を迎えているようです。