新潟県聖籠町の空き家の敷地内で身元不明の男性の遺体が見つかった死体遺棄事件。11月中旬に遺体が発見された空き家の敷地で複数の男性が重機を使って穴を掘っている様子が周辺住民に目撃されていました。捜査本部は複数の人物が犯行に関わっている可能性もあるとみて捜査を進めています。
12月16日、聖籠町次第浜の空き家の敷地内で身元不明の男性の遺体が発見された今回の事件。【阿部吉晴刑事部長】「ご遺体は死後相当期間が経過しているという風に思えるので、身元などについては今後捜査により明らかにしていきたい」捜査関係者によりますと、遺体は衣服を身に着けていてすぐにわかるような外傷はないということです。【周辺住民】「(現場近くは)頼まれたときは孫を送るときに通る道。やっぱり気持ち悪い怖い、何がなんだかわからないだけに」事件が発覚したきっかけは10月中旬、新潟市中央区に住む70代男性の自宅の新聞受けに新聞がたまっているという通報を受けたことでした。男性の行方を追い捜索続けた結果、警察は聖籠町の空き家の敷地で遺体を発見。埋められていた遺体が70代男性とみて身元の特定を急いでいます。一方で、この男性が行方不明となった10月中旬以降、この空き家周辺では人の出入りが複数回あったといいます。【人の出入りを見た人】「誰も住んでいないから片付けに来たのかなと思った。それが10月31日。何人いたかはわからない、ただ声だけ聞くとその時せん定をしていたのか、それとも小屋を壊していたのかそれは分からない」【目撃した人】「きれいに木を切ったり木を切ったところに荷物が出されているのを確認はしたが、実際に誰がそうやっているのか姿は見ていない」また、10月以降には新たに設置されたものもあったといいます。【目撃した人】「車庫にセンサーライトがついた」さらに11月にはこの空き家に止まるトラックや重機が目撃されていました。【重機を見た人】「1か月くらい前、トラックで何か作業していた。2~3人はいたと思うが、どんな人がいたか分からないが植木とか作業していた」別の周辺住民によりますと、11月中旬には複数の男性が出入りしてショベルカーで庭に穴を掘っている姿が目撃されていて、2日ほどでその穴は埋められていたといいます。このときに遺体が埋めれたのでしょうか…捜査本部は複数人による犯行の可能性も視野に捜査を進めています。