お笑い芸人せやろがいおじさん(榎森耕助)のスタンダップコメディLIVEが8日、那覇市のライブ&コミュニティースペース「SOUNDS GOOD」であった。榎森は通常、公の場ではタブー視されがちな政治や宗教、下ネタのほか、時事に絡んだ人物、政策批判など、幅広いジャンルの話題を皮肉交じりに90分しゃべり通し、自身の主張を織り交ぜながら観客の笑いを誘った。
政治や社会問題を題材にした動画配信で人気の榎森。県外のライブで政治活動家がヘルメットをかぶって観劇した話や、結婚披露宴の司会で贈賄企業から現金を受領した政治家を冷やかし交じりに紹介したエピソードなど、話題はリアルな政治ネタが満載。
一方、自身が卒業した奈良県の天理高校の宗教観を“暴露”したり、母親や妻を題材にしたプライベートな部分を笑いに変えたりして赤裸々に紹介。「島ナイチャー」ながら「沖縄の過重な基地負担を訴えることで(ウチナーンチュとの)溝を埋めている」と沖縄へのシンパシーも示した。
北谷公演は27日午後7時から、北谷町のライブハウスモッズで。入場料は一般3500円(1ドリンク別途)。サイトhttps://chatan20241227.peatix.com/から申し込める。(編集局付・上間正敦)ピン芸人「せやろがいおじさん」が沖縄で披露した「タブーな話題…の画像はこちら >>