洋菓子店から「クリスマスケーキやめたい」の声も…イチゴ1パック2000円超!?止まらない材料費高騰で利益率は低下

間もなくやってくるクリスマスですが、洋菓子店は材料費の高騰に頭を抱えるなど、心配ごとも多いようです。

新潟市西区の洋菓子店。

【長谷川珠子アナウンサー】
「農家が苦労して育てたイチゴをこの時期必要とするのがクリスマスケーキです。年末は、かき入れ時で注文がたくさん入っていると言います」

今年はすでに約1000個の注文が入っていると言いますが…

【三昧堂 高井司さん】
「クリスマスに関しては、利益はすごく少なくなってきている。もう(他の店は)皆さんクリスマスケーキをやめたいという声もある」

材料費の高騰が止まらず、この時期の利益率は下がる一方だといいます。

【三昧堂 高井司さん】
「全部。上がってないものがないくらい全般的に上がっているので、どれがどのくらいか把握できないくらい」

そんな中、クリスマスの時期価格が高騰するのがイチゴ。今は1パック800円~1000円で、去年の同じ時期に比べ、2割ほど上がっているといいます。

【三昧堂 高井司さん】
「クリスマスに関しては、今年は(1パック)2000円超えると言われているので、ちょっと困っている」

さらに…

【三昧堂 高井司さん】
「一番上がったのは今の時期、チョコレート」

現在、仕入れているフランスのチョコレートは1kgあたり8000円。

【三昧堂 高井司さん】
「とんでもなく高い。多分2000円~3000円上がっている」

こうした材料費の高騰で今年のクリスマスケーキは4200円から4500円に値上げを余儀なくされました。

また、物価高騰に圧迫されているのは店側だけではなく…

【三昧堂 高井司さん】
「普段から少し買い控えがあると感じる。色々なものが物価高で上がっている中、ケーキは嗜好品なので、そこは一番節約されやすい」

それでもクリスマスケーキの予約数は例年通りで、やはり少し贅沢をしてもクリスマスを楽しみたい人は多いようです。

【三昧堂 高井司さん】
「できるだけロスをなくして、これ以上高いものにはしたくないと思っているので、なんとかここら辺で頑張れればと思っている」

厳しい物価高と向き合いながらもお客を満足させるための努力は続きます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする