2024年12月10日、俳優の石田ゆり子さんがInstagramを更新。同月6日に急逝した、俳優の中山美穂さんを追悼しました。
石田さんと、中山さんは同学年の2人。若き日のツーショット写真を公開し、思い出を振り返りました。
石田ゆり子 Yuriko Ishida(@yuriyuri1003)がシェアした投稿
美穂さん、と最初は呼んでいた。私にとって中山美穂さんは、うまく言えないけど自分には絶対にない,何かを飛び越えたところにいる人だった。同じ年なのに、会うたびに緊張したし、でもなんだかドキドキしたのだ。出会う人みんなを吸い込んでしまうような、そんな魅力を持ったひと。サヨナライツカという映画で私たちはとても対照的な女性像を演じた。美穂ちゃんの演じる沓子と私の演じる光子がホテルの部屋で対峙するシーンがあった。あのときの美穂さんの感情の揺れ,昂り、涙が目の奥に焼きついている。本当に,魅力的だった。何年か前、小さくて素敵なフレンチレストランでばったりあった時美穂ちゃんは、1人で颯爽とやってきて、私をみつけて、ゆりちゃん、と小さな声で言ってにっこり笑った。あの笑顔が忘れられないのです。ほんとうに綺麗な笑顔でした。みぽりん,心の中でそう呼んでます。残念です。早すぎます。
yuriyuri1003 ーより引用
石田さんは、中山さんのことを初めは「美穂さん」と呼んでいたといいます。同い年でも会うたびに緊張するような人だったそうです。
中山さんのことを「出会う人みんなを吸い込んでしまうような、そんな魅力を持った人」と表現した石田さん。
2010年に公開の映画『サヨナライツカ』で共演した2人は、対照的な女性像を演じました。
同作のヒロイン・真中沓子を演じたのが、中山さん。尋末光子役を演じたのが、石田さんでした。
映画では、ホテルの部屋で対峙するシーンがあり、当時を振り返って石田さんは「あの時の美穂さんの感情の揺れ、昂り、涙が目の奥に焼きついている。本当に、魅力的だった」といいます。
プライベートで会った時のエピソードもつづり、「美穂ちゃん」と呼びつつも心の中では『みぽりん』と呼んでいることを明かしました。
中山さんの早すぎる旅立ちにさびしさを募らせる、石田さん。
投稿には「『サヨナライツカ』は本当に素敵な映画だった」「胸が痛みます」「本当に残念で仕方がない」などの声が寄せられていました。
映画や舞台、ドラマで見せた中山さんの演技は、きっと多くの人の記憶に残り続けることでしょう。
[文・構成/grape編集部]