柔道塾の合宿中、塾生の男児の口にしょうゆを無理やり流し込んだとして、千葉県警市原署は２７日、暴行の疑いで市原市姉崎、塾長で自称作業員、石野勇太容疑者（３２）を逮捕した。
逮捕容疑は昨年５月５日午後７時半ごろ、自身が塾長を務める柔道塾の合宿で訪れていた南房総市内の民宿で、当時塾生で１０歳だった市原市の小学生男児に対し、しょうゆを口に流し込むなどの暴行を加えた疑い。
同署によると、男児は夕食後に食堂で被害に遭ったという。けがはなかった。容疑者は「しょうゆを飲ませたのは無理やりではない。余興での罰ゲームだった」と供述しているという。
今年１０月に男児の家族が同署に相談。同署は、提供された映像などから捜査を進めていた。男児の家族は同署に対し、この柔道塾では他にも容疑者による不適切な指導が複数回あったと説明しているという。