斎藤元彦氏が兵庫県知事再選確実 パワハラ疑惑で不信任決議から復活劇

斎藤元彦前知事の失職に伴う兵庫県知事選が17日に投開票され、斎藤氏が再選を確実にした。元尼崎市長・稲村和美氏ら他の無所属候補6人を退けた。
自身のパワハラ疑惑などを挙げた告発文書問題への責任を問われ、公務で訪れた市町村の地元名産品を“おねだり”する数々の行動も批判の対象に。県議会の不信任決議を受けて失職を選んだ斎藤氏だが「改革を止めない」の出直しを、県民は受け入れた形だ。
2021年7月の初当選時は自民党や日本維新の会の推薦を受けた斎藤氏だが、今回は単身での戦い。情勢は稲村氏との一騎打ちで、事前の情勢では先行されていたが、SNSを通した情報戦略が奏功して稲村氏の勢いを上回った。
2期目の4年を託された斎藤氏だが、知事復帰後も県議会の百条委員会での証人尋問は続けて行われる見通しで、問題再燃の可能性もありそうだ。

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