14日、ついに全国民待望のゲームタイトル『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』（以下、ドラクエ3）のHD-2Dリメイク版が発売。
一日晩秋の思いで待ち焦がれている人が大半と思うが、一部のネットユーザーからは心配の声が少なからず上がっているのだ。
ドラクエ3リメイク、対応機種が多すぎて… ゲームから離れてた…の画像はこちら >>
『ドラクエ3』と言えば、『ドラゴンクエスト』シリーズが「国民的ゲーム」と認識されるに至った決定打とも呼ぶべき、記念碑的タイトルである。
1988年、ファミリーコンピュータ用のソフトが発売されると、その人気は爆発。
『ドラクエ』人気を語る上で外せない、店頭に並んだ長蛇の列や、学校・会社を休んでまで『ドラクエ』を求める人々、さらには店舗側の抱き合わせ販売や、購入できなかった人物によるカツアゲ、通称「ドラクエ狩り」が発生したのもこの時期で、正に「社会現象」と呼ぶべき勢いであった。
オリジナル版リリースから35年以上経ってもその人気は健在で、『ドラクエ』シリーズのナンバリングタイトルに関するランキングではトップ、もしくはベスト3の常連となっている。
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かつてゲームに熱中していたが、気づけばゲームをしなくなった…という人は、決して少なくないだろう。だが、そんな人物にとっても、やはり「ドラクエ3は特別」という意識が強い。
実際、ネット上には「十数年ぶりにゲーム（『ドラクエ3』）を買う」という人の声も多数上がっている。かつての「勇者」たちが今、再び立ち上がって剣を抜く…という非常に熱い展開だが、そんな勇者たちの頭を悩ませている問題が存在するのだ。
そう、「ゲームハードどれにするか」問題である。
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当然の話だが、ゲームソフトをプレイするにはゲームハードが必要。そして、長らく（家庭用）ゲームから離れていたという人は、『ドラクエ3』を買う前に、このハードを確保する必要があるのだ。
リリース当初はファミコン、最初のリメイク版はスーパーファミコン専用と、かつてのゲームタイトルはプレイ可能なハードが非常に限定的であった。
しかし、令和の現代に発売される『ドラクエ3』のリメイクは、ニンテンドースイッチ、PS5、Xbox Series X/S、Steam、マイクロソフトストアという、5種類のプラットフォームに対応。
さらには「パッケージ版」と「ダウンロード版」が存在するほか、予約・購入特典もそれぞれで異なる。そのため、『ドラクエ3』直撃世代のおっさん達の中には「どれを買えば良いんだ…」と、嘆きの声を上げている人物も少なくない。
そこで今回は、こうした豪華特典はいったん度外視し、「おれはとにかく『ドラクエ』がやりたいんだ！」という勇者たちに向けた、オススメのハードを紹介しよう。
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「PS5」の購入を検討しているユーザーは多いが、新品価格で8万円と高額。
それならばスイッチを買おう…と考えている人も多いと思うが、ここでのしかかってくるのが「スイッチ後継機種問題」である。
古川です。本日の経営方針説明会で、Nintendo Switchの後継機種ではNintendo Switch向けソフトも遊べることを公表しました。また、Nintendo Switch Onlineも後継機種で引き続きご利用いただけるようにします。これらNintendo Switchとの互換性を含む後継機種の詳しい情報は、後日改めてご案内します。
任天堂株式会社（企業広報・IR） (@NintendoCoLtd) November 6, 2024
2017年にリリースされたスイッチ。後継機種に関する情報が任天堂からも徐々に開示され、ユーザーの間では「2025年の4月以降に発売されるのでは」という説が唱えられている。
そのため「ドラクエのためにスイッチを買っても、すぐ後継機種が出るのか…」と、スイッチの購入を悩んでいる人も少なくないのだ。
そこで記者がオススメしたいのが『Nintendo Switch Lite』である。こちらはスイッチを「携帯ゲーム機」として特化させたもの。
テレビ出力機能が搭載されていないため、『リングフィット アドベンチャー』のように、携帯モード非対応の一部ゲームはプレイ不可だが、その分、通常のスイッチより安価となっている。
さらに「今からハードを買う」というユーザーの中には、『ドラクエ』を7か8で卒業し、それ以来プレイしていない人物が一定数存在すると推測する。
そして、スイッチならばナンバリング最新タイトル『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』（以下、ドラクエ11）のリメイク版がプレイ可能なのだ。そのため、『ドラクエ3』をプレイしつつ、『ドラクエ11』も楽しめるのだ。
さらに、スイッチの後継機種では現行のスイッチ向けソフトがプレイできるとも発表されているため、スイッチのソフトは今後も決して無駄にならない。
「とにかくドラクエがプレイしたいんだ！」「でもなるべく予算は抑えたい…」という、情熱と冷静の狭間にいる中年勇者たちは、ぜひスイッチ版『ドラクエ3』および、『Nintendo Switch Lite』を購入してみてほしい。
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Image:Amazon.co.jp
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秋山はじめ：1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X（旧・ツイッター）を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉（浦和）や、蒲田などのローカルネタにも精通。
『ドラクエ』初体験はSFC版の5。