11月1日、改正道路交通法が施行され、事故を防ぐために自転車運転中の“ながらスマホ”などが罰則の対象となりましたが、自転車を運転する人を守るために去年4月に努力義務となったのがヘルメットの着用です。ただ新潟県のヘルメットの着用率は依然として低いまま。こうした状況を変えようと、若者のアイデアで思わずかぶりたくなるヘルメットが考案されました。
1日、長岡市にある長岡造形大学で行われていたのは、“かぶりたくなる自転車ヘルメット”のアイデアの表彰式です!
【高濱優生乃アナウンサー】
「こちらのヘルメット、一見、近代的な見た目のヘルメットですが、様々な機能が搭載されているということです」
【長岡造形大学3年 安久都樹里さん】
「小学生だとまだスマホを持っていない。帰らないと親との連絡・やりとりができないので、三段階、青・黄・赤で親の怒りメーターを表す。『そろそろ黄色が光っているから帰らないとね』というのを知らせるようになっている」
この日は長岡造形大学が実施した新たなヘルメットのアイデアを募集するコンペで優秀賞を受賞した4作品が表彰されました。
こちらは、群れで行動するトキの習性をモチーフに「みんなでかぶろう」と呼びかけるトキのデザインを施したヘルメットカバー。
【長岡造形大学4年 山崎豊さん】
「かっこよかったり、かわいかったりするヘルメットのデザインで、自発的にかぶれるようになればいいなと、応募してみようかなと思った」
去年4月にヘルメットの着用が義務化されましたが、県内の着用率は全国平均を大きく下回っている中、学生が考えた、思わずかぶりたくなるヘルメット!
中には音楽が聴ける上に、エアバックを搭載したものなど若者らしいアイデアも。
【長岡造形大学3年 山本敢太さん】
「エアバッグの機能があるプロダクトがあるが、そのアイデアを取り入れつつ、音楽も聴けるというのを取り入れようと思って応募した」
若者の新たな発想は、ヘルメット着用への意識を変えることができるかもしれません。