セブン-イレブンが『カスハラ対策』を実施 店員の名札を… 「いい判断」「もっと浸透して」

『客』という立場を利用し、従業員に横柄な態度をとったり理不尽な要求をしたりするケースが後を絶ちません。
そういった行為は『カスタマーハラスメント(通称:カスハラ)』といわれ、接客業を中心にさまざまな職種で問題になっています。
2024年10月28日、株式会社セブン-イレブン・ジャパン(以下、セブン-イレブン)はウェブサイトで新たな取り組みを発表。
カスタマーハラスメント対応の一環として、従業員の名札の表記を、アルファベットや漢字、役職名のみの表記も認めることを明かしました。
従来は、ひらがなやカタカナでの表記にしていたそうですが、外国人など多様な従業員に対応するとともに、安全面の観点から、仕様変更を行うことになったといいます。
今回の仕様変更では、イニシャルのほか、『店長』『スタッフ』といった役職名での表記が認められており、店員のプライバシーを守れるようになりました。
ネット上では、さまざまな声が寄せられていました。
・医療従事者にもよさそう。『中堅』とか『影の実力者』とか、そういう名札を着けてみたい。
・実名以外もOKにしてもらうのは、いい取り組み。もっと浸透してほしい。
・やっとか。本名なんてさらさなくていい。
・いい判断。実名を知られるのは付きまといなどのリスクがある。
また、セブン-イレブンでは、カスハラへの警笛となる告知ポスターも掲示するといいます。
一部の心ない客によって、従業員が傷付けられることのないよう、安心して過ごせる環境を作っていくことが求められています。こうした取り組みは、ほかの職種でも今後広まっていくかもしれません。
[文・構成/grape編集部]

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