羽田衝突事故を契機に「滑走路誤進入」防止策が進化へ…どう変わる? 今後さらなる「新機能」実装も

10月末から開始です。
2024年1月に羽田空港で発生したJAL(日本航空)の旅客機と海上保安庁機との衝突事故。国土交通省航空局が、この一因とされる「滑走路誤進入」対策のため、羽田空港を含む主要空港の管制塔に2024年10月31日より、新たなシステムを導入します。
羽田衝突事故を契機に「滑走路誤進入」防止策が進化へ…どう変わ…の画像はこちら >>羽田空港(乗りものニュース編集部撮影)。
今回強化されるのは、航空機などが滑走路を使用している状態で、他の航空機などが滑走路に進入しようとした場合、管制卓のレーダー画面上の滑走路及び航空機等の情報の表示色が変わることで、管制官の注意を喚起するシステム「滑走路占有監視支援機能」です。現在は注意喚起表示のみのこの機能ですが、10月31日より表示のほか、注意喚起音を追加します。
なお、これは「羽田空港航空機衝突事故対策検討委員会」の中間取りまとめの提言を反映したもので、注意喚起音の導入はこの第1ステップです。今後2025年度を目処に、更に切迫した状況が発生した場合に、警報表示・警報音を追加する新機能を採用する予定としています。

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