来週後半は本州も台風21号の影響を受ける可能性あり 今後の動向に要注意

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大型の台風21号は31日頃に強い勢力で沖縄の南へ進む見込みです。沖縄や奄美は30日頃から大しけとなり、台風の進路次第では11月1日頃にかけて大荒れとなるおそれも。さらに来週後半は西日本や東日本でも雨や風が強まる可能性が出てきました。今後の動向に注意が必要です。
大型の台風21号 沖縄に「強い」勢力で接近か

大型の台風21号は、今日26日午前9時現在、フィリピンの東を西よりに進んでいます。このあとも発達しながらしばらく西よりに進んだ後、次第に進路を北より変えて、30日には「強い」勢力となるでしょう。31日には強い勢力を保ったまま沖縄の南へ進むとみられます。沖縄や奄美では30日頃から大しけとなり、台風の進路次第では11月1日頃にかけて大荒れの天気となるおそれもあります。
来週後半 西日本や東日本も台風影響の可能性あり
その後の台風21号の進路は定まっていませんが、日本や海外の気象予測モデルの中には、31日頃に東へ進路を変えて、九州から本州に近づくという計算結果のものが複数あります。また、本州の近くで温帯低気圧に変わる可能性もあります。台風や、台風から変わった温帯低気圧が東進する場合は、上空の強い風にのって移動速度が急加速するとみられ、急に雨や風が強まることが考えられます。そして、ポイントとなるのが、来週にかけては「本州の南に前線が停滞しやすい状態」ということです。このため、台風21号周辺の暖かく湿った空気によって前線の活動が活発になるおそれがあります。台風が離れていても九州から本州で雨が強まり、台風の動向によっては雨の量が多くなることが考えられます。このあとも最新の台風情報をご確認ください。
11月の台風接近は

なお、台風の接近数の平年値をみると、11月は沖縄・奄美で0.3個となっています。本土への接近は少なく、台風21号が本土(九州・四国・本州・北海道)へ接近すれば、1990年以来です。また、11月に上陸した台風は、統計のある1951年以降で1回(1990年の台風28号)しかありません。もし11月はじめに台風12号が本土へ上陸すれば、統計史上2番目に遅い台風となります。

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