外出先でちょっとしたピンチに見舞われたら、誰しも焦るものです。
周囲に助けを求めたくても、なかなか勇気が出ないこともあるでしょう。
そんな時、進んで「手伝いましょうか」などと声をかけられたら、気持ちが救われますよね。
愛知県名古屋市を中心に活動している『プロレスリング・チームでら』に所属するプロレスラーの、高井憲吾(@hof_takai)さん。
2024年10月、車での移動中に、脱輪してしまったといいます。
幸い、ケガなどはなかったものの、車は動かせない状態になってしまいました。
いくらプロレスラーとはいえ、脱輪した車を1人で動かすことは困難。
高井さんは、周囲の人に声をかけることもできず、途方に暮れていたといいます。
すると、犬の散歩をしていた女性が、困っている高井さんに気付いて「手伝いましょうか?」と声をかけてきました。
それをきっかけに、次々と高井さんに協力する『救世主たち』が現れたといいます!
※写真はイメージ
散歩中の女性に続いて声をかけたのは、配達中の女性ドライバー。車を停めて「大丈夫ですか?」と近付いてきたそうです。
高井さんが「女性2人に力仕事を手伝ってもらうのは申し訳ない」と断っていると、今度は近くの工事現場から、作業員の男性2人が駆け付けました。
作業員は、タイヤを脱出させるために、石と木の杭を持ってきてくれたとか。
女性ドライバーに運転を頼み、石と木の杭をタイヤの下に挟んで、みんなで車を押したところ、無事に脱出することができたそうです!
※写真はイメージ
親切な4人のおかげで、難を逃れた高井さん。
当時のことをうかがったところ、このような想いを伝えてくれました。
作業員の方やドライバーの方も、仕事中なのに手を止めて駆け付けてくれて。犬の散歩の方も見過ごしてもいい状況なのに足を止めてくれて…。
「大丈夫ですか?」と見ず知らずの私を助けてくれた、みなさんのその親切さが本当にありがたくて、心に響きました。
また、今回の経験を経て「困ってる人を見つけたら、率先して助けたい」と、改めて感じたといいます。
高井さんは、協力してくれた4人に「本当に助かりました。ありがとうございました!」と感謝のメッセージを伝えていました。
『優しさの輪』が広がった高井さんのエピソードは、多くの人の心を温めたことでしょう!
[文・構成/grape編集部]